中国の食の都と言われる西安(長安)で、本場の刀削麺を訪ねて歩く旅。
今回は、じっさいに宿泊したホテル事情とその周辺地域の物価事情を記しておきます。
日本からエクスペディアを利用して予約した、西安の解放路という地域のホテルに宿泊しているのですが、このホテルがまた安いながらも最低限の設備が整っていて、なかなか快適です。
一人旅では十分なレベル。
それで1泊2600円前後。
フロントでパスポートを提示するだけでデポジットを払うこともなくチェックインし、あとはまったくホテルのスタッフと話す機会もない。
けっこう綺麗なホテルですよね。
部屋のバスルームには、バスタブはないものの、シャンプーのようなボディソープのようなものも設置されてあります。
予想していたよりは広々として普通な感じです。
懸案だった電源プラグも、変圧器はおろか変換プラグを使うことなくコンセントが利用できます。
しかも部屋のいたるところにコンセントがあるので、万が一に延長コードを忘れて行っても、それほど困ることはないでしょう。
ネット環境も整っています。
ホテルのサイト情報だと、有線のみのネット接続とありましたが、じっさいにはホテルのWifiにも接続できました。
パスワードを入れれば、スマホでもパソコンでもネットに繋がります。
ただ、ネットに関しては、中国ではサイトの閲覧制限というものがあるらしく、日本人なら必ずと言っていいほど利用しているグーグルはもちろんのこと、Facebook、TwitterなどのSNS系サイトにも繋がりません。
YOUTUBEや、旅の必須アイテムであるグーグルマップも然り。
いくらネットが使えるといっても、それらのサイトが使えないとなると、その価値は半減してしまうことはいうまでもありません。
日本で旅の準備をしていたときに、そのことを知りました。
映画の仕事などで最近に中国に行ったことのある友人の中には、Yahooが使えるから問題ない、そう話す人もいましたが、メールも含めてかなりグーグルに依存している身としては、どうしても不安は拭えません。
しかし、ネットで検索していたら偶然にVPNの存在を知り、そうすれば中国の閲覧制限を回避することができることがわかったので、藁をも掴む思いでそのサービスに登録してみました。
インターリンクの セカイVPNというサービスです。
簡単な設定だけで、スマホやパソコンからネット接続するサーバーを中国以外のものから選べるため、閲覧制限を受けずに自由にネットを見ることができるとのこと。
詳しくはこちらを参照↓
素晴らしいですね。
中国に行くことを考えなければ、おそらく知ることもなかったかもしれない。
でも、逆に中国に行くのにこれを知らなかったら、大変なことになっていたと思います。
現に、北京での乗り継ぎに失敗したときには、新しい便の予約をするためにとても役に立ちましたから。
もしもVPNを知らなかったら、と考えただけでも恐ろしいです。
備えあれば憂いなしとはこのことで。
おかげで、ホテルでも相当に快適なネットライフを過ごすことができます。
ちなみに、今回は一人旅ですが、宿泊する部屋はツインです。
中国では、一部屋に対してのルームチャージということで、シングルでもツインでも値段は変わりません。
だったら広いほうが断然お得ですよね。
このレベルのホテルだと、さすがにシャワートイレではありませんでしたけど。
それほど困るわけでもなく。
ホテルを出ればすぐに食堂街が軒を連ね、また四方に3~4分歩けば24時間のコンビニもあります。
まるで、セブンイレブンのような配色の看板が目印のコンビニは、しかし店舗の狭さもあって、日本のコンビニほどの品揃えではないです。
最低限度のものが揃っている、といった感じでしょうか。
ビールは50円前後、ジュースは100円ほどで買うことができます。
ホテルに戻る途中に必ず立ち寄って、ビールやおつまみを買い込みますが、レジ袋はお願いすると0.2元で貰えます。
ただコンビニならともかく、スーパーで買い物をするときには、必ず買い物袋を持参したほうがいいと思います。
忘れるとけっこう煩わしい思いをすることになります。
そういうことを含めて、とにかく、中国語がわからないというのは、中国にいる以上はやはりいろんな意味で不自由極まりないですが、英語と違って、ずっと耳にしていればそのうちに何となく理解できるようになってくる、そんな生易しいものではないのも事実です。
街や観光地でも、わからないなら、わからないなりに、それを逆に楽しむほうがいいと思います。
なにしろ、こちらが何を言っても理解はされないわけで、だったらとりあえずは言いたいことを言っても
、どのみち相手に伝わることはないので、むしろ何を言っても問題ないです。
そして、伝えたいことがあるときは、紙に書くあるいはスマホに表示して見せるなどすれば、大概のことは通じます。
次回には、中国の異常な交通事情を記してみたいと思います。
コメント